ピンとハネル
そんなこんなで、僕は3月のある日に決定的にあるものを失ったということをやっと自覚した訳だ。
それはごくごく個人的なものであったわけであるが、ごくごく個人的なものであったが故に個人的には大きな事件であったと言わざるをえないようだ。
ここで何を言いたいかというと、世界はやっぱり匿名なんかではありえないということだ。
僕にとってのスパゲッティはやはりそのスパゲッティであったという事実をそのまま捉えると、スピードと量による匿名化は幻の匿名性であると思う。
だからといってナンバーふることに意味があるかといえばそれはノーだ。
匿名化に抗するには、主体性を伴った相対化しかないと思う。
僕にとっての自己相対化。ですな。
肝に銘じようと思う。
埋もれないようにと。
「コンピューターシティ」Perfume